悲劇にはまだ早い

発達障害な私の備忘録。

マイスリーでやらかすの巻

ブログタイトルに「悲劇にはまだ早い」とつけたものの、どちらかというと悲劇に近い出来事が起こってしまった。
やらかしへの自戒を込めて。


眠気と不注意が強く、あともろもろの速度が低いタイプの私にとって、コンサータは非常によく効いた。
しかし副作用の一つに、不眠がある。
眠気を飛ばしてくれるタイプの薬なので、当たり前といえば当たり前だ。

気を抜くと生活リズムが崩れ、すぐ昼夜逆転してしまう私に、コンサータと同時に処方されたのが睡眠薬だった。マイスリーゾルピデム)なので、正しくは入眠剤と言うべきか。

2、3ヶ月ほど毎日問題なく飲めていた。
もちろん決められた量しか服用していない。

しかしここ数週間、眠る前の出来事を忘れていることが頻発。ただ目が覚めたときすぐ思い出せていたし、「ソシャゲの周回途中で寝落ち」「エロサイト開きっぱなしでスマホ持ったまま寝る」のような軽く笑い話にできる程度のものだった。

そして「悲劇」が起こったのは数日前。
目が覚めると要領を得ないLINEの返信通知が来ている。
何か送ったのだろうか?
記憶にない。

トーク画面を開いて青ざめる。眠っていたはずの時間に自分がメッセージを送っている。それも支離滅裂で誤字だらけ。あまり使いたくない言葉ではあるが「メンヘラっぽい」という形容にぴったりすぎる情緒不安定っぷり。

うっすらとした記憶が蘇ってくる。徐々に。
夜中にものすごく悲しくなったこと。半分眠りかけながら、目元に当てていたティッシュの残骸。抱きしめていたぬいぐるみの感触。暗闇の中でぼんやり光っていたディスプレイ。なんとなく誰かに連絡を送ったような気がしないでもない。

そしてスマホのカメラロールに残る記憶にないインカメ写真。

怖!!!

そしてもう一つ、こちらは普通に思い出したこと。精神科で薬が処方され始めたときに先生に聞かれた
「寝る前の記憶が曖昧だったりとか、そういうのはないですか?」
という質問。
当時は飲み始めて1ヶ月も経っていなかったし、なんともなかった。ただこんなにスッと狙ったタイミングで眠れるのは非常に便利だなあ、と思っていただけで。

なるほど調べてみたら、マイスリーゾルピデム)の副作用にもうろう感、一時的な健忘というのがあるらしい。
飲んでから眠るまでの記憶がなくなるタイプと、飲んで眠り、途中で起きた(中途覚醒)のときにしたことを覚えていないタイプ。
極端な例だと、料理をしたり車の運転をしたのに覚えていない人もいるとか。あとポチった覚えのないAm●zonの商品が来たとか。

いや怖!!

ソースにもよるけれど、そんなにたくさんの人に出る副作用ではないらしい。5%とか、もっと低い数字のデータもあった。問題なく飲めている人のほうが多いのだろう。
ただ、同じような経験をした人のブログ記事やつぶやきもそれなりに見かけた。それだけ服用者の数が多いということだろうか?


熱いコーヒーで目を覚まし、変なメッセージを送ってしまった相手にはひたすら謝った。向こうも気にしないでと言ってくれた(やさしい。ありがたい)。

朝起きて隣に裸の美女が寝ていたときの、ラブコメの主人公の気持ちが初めてわかった気がする。
私もたぶん「責任はとります」と言う側だろう…
自分がちゃんと真面目であることは再確認できた(気がする)ので、ちょっとだけ安心した。


そういうわけなので、薬の副作用的なのを感じたら、早めにちゃんとお医者さんとか薬剤師さんに伝えましょうね。という話でした。
周りには迷惑かけないように気をつけましょう(自戒)……。