悲劇にはまだ早い

発達障害な私の備忘録。

困ってることシリーズ 風呂

見ての通りです。

風呂入るの、めんどくさすぎ問題。

 

不定形発達の人にありがちなようなんですが、

「今していることをやめて、次の作業/行動に移る」

のが、私も大変苦手です。

それが顕著に現れるのが「入浴」。

昔は自分がだらしないのでいけないと思っていましたが、最近どうやらなかなかお風呂に入れない理屈が少しだけわかってきたので、書きたいと思います。

 

入浴というのは、細かいプロセスに分けますと

0.(浴槽のそうじ)

1.お湯張り(自動)

↓約20分

2.タオル、着替えの用意

3.トイレを済ませる

4.服を脱ぐ

5.(化粧を落とす)

6.体を洗う

7.浴槽に浸かる

8.浴槽から出る

9.頭を洗う

10.ムダ毛の処理

11.顔を洗う

12.お風呂全体に冷水をかけてカビ防止(しないと家族に注意されます)

13.体の水滴を払う

14.脱衣所へ

15.全身を拭く

16.パンツはく

17.自室に戻る

↓急いで!

18.化粧水、乳液をつける(乾燥肌)

19.ある程度髪を拭ききってバスタオルをハンガーにかける

20.服を着る

21.髪を乾かす

 

だいたいここまでが一連の流れですね。

こうして書き出すと、普段の生活というのは実に細かな作業の繰り返しだと気づかされます。

 

私の場合、ここで困るのが

①じっとしていられない(多動)

②探している下着やタオルがなかなか見つからず、準備できない(不注意)

③次の作業に移るのが困難

④水に濡れる感触が嫌い(感覚過敏?)

です。

 

まず「0.(浴槽の掃除)」

→お風呂が汚いままだと新しいお湯が張れません。めんどくさい掃除を始めるハードルがそもそも高いです。こういう場合はお湯に浸かるのは諦めて翌日に回し、シャワーだけで済ませて上がる前に全裸で風呂掃除(服が濡れる心配がなくて気楽なので)。

 

1.お湯張り

→いきなり鬼門です。お湯沸かしてる20分でゲーム始めたり掃除始めたり動画見ちゃったり……

そしてそれがやめられない。もう見たいものも見尽くしたのに、スマホを何度も見てしまう。そして動けない。(③次の作業に移るのが困難)

気付いたら2時間くらい経っていて、ガス代がもったいないことに。

でも、立ち上がるのがめんどくさい。タオルどこ? パンツどこ?

やっと立ち上がって準備を始めても着たいやつが見つからない。

ハァ……

でも、立ち上がってしまえば割とすぐです。

だいたいここでやる気のなさと眠気に負けてそのまま寝てしまいます。

 

7.浴槽に浸かる

→ここで①多動 の登場です。自分のことは不注意と若干の衝動性くらいで、比較的多動は少ないと思っていました。あったとしても女性のADHDに多い「頭の中が多動」だと思っていました。

ところが私、じっとしているのが大変苦手なようです。

特に食事と映画館とお風呂。

正しくは「同じ姿勢を保っているのが苦手」でしょうか。

角度の合わない椅子や場所に固定されていると頭痛がしてきます。

映画館は映像が上映されているのでそちらに夢中になれればなんてことはないのですが、なんせお風呂は刺激が少なすぎる。そして水があるので横にはなれないし、そもそもそんなに広いお風呂ではない。基本あの「あ゛~」の姿勢のままなわけです。(ちなみに食事は噛んでる間がヒマなので苦手です)

頻繁に正座したり、シャワーの側を向いたり、深く沈んでみたりするものの、10分と浸かっていられません。いや、5分も厳しいか。

そんな私の救世主!!

防水スマホ~(ドラ●もんか)

これでネットサーフィンしてればいくらでもじっとしていられます。

そう、いくらでも……

 

8.浴槽から出る

→これも大変! 前述の通りスマホを持ち込んでお湯に浸かると「いくらでも」時間を潰せてしまいます。面白い記事を見つけて読みふけることもしばしば。

そう、お風呂から出られない。③次の作業に移るのが困難 ですね。

スマホへの集中を解除して洗い場へ出るのがすごく難しいのです。

ときどきのぼせて出てしまうこともありますが、クールダウン中にもスマホを見て、またのめり込み……

ちなみに今もこの状態で記事書いてます。

お風呂沸かしてからすでに4時間経っている……

 

9.頭を洗う

→顔に水がつくのが嫌いです。痒くなるので。同じ理由で髪が背中や顔にへばりつくのも嫌です。一回うっとうしくなってショートヘアにしたら、伸びかけの頃に首とおでこの周りが痒くてストレスマッハだったので伸ばしてます。ふつうにロングの方が好きというのもあります。

あとあの、頭洗うとき独特の、頭を下に下げて水をかけるとどんどん重くなっていくあの感触も大変苦手でございます。

 

19.ある程度髪を拭ききってバスタオルをハンガーにかける

→私、非常に体力がないです。ですのでお風呂に入るだけでもどっと疲れてしまいます。

お風呂から上がると、基本的には化粧水と乳液だけ済ませて、そのままベッドに転がります。

ある程度クールダウンしたら起きあがってバスタオルをハンガーにかけますが、途中で寝落ちしてしまうこともあります。

たいていその翌日はタオルも頭もくっさくさです。

せっかく大変な労力を払ってお風呂に入ったのに、このもっさりヘアと微妙な臭いはなんだろう。空しくなってきますね。

もうこんな気持ちになりたくないと思い、頑張ってはみるのですが、やはり力尽きることが多いです。


20.服を着る

→服苦手です。肌に何か触れてると痒いですね。昔ブラジャーに慣れるのに大変苦労いたしました。

今でも下着型にアトピーの名残で黒ずみがあるので、肌のきれいな人が羨ましいです。

家にいるときはなるべく裸族スタイルで過ごしたい。綿Tは正義。

 

21.髪を乾かす

→最後の砦です。

これがとにかくめんどくさい。

寝そべったままできない。

時間がかかる。

暑い。

うるさい。

髪が動いたり風があたる感触が嫌い。

その間ほかのことが何もできない。

イヤホンで音楽聴きながらだとまだなんとかなります。

調子がいいときは鏡の前で口パクしてみたり。

誰かに見られたら一生の恥ですけれども。

 

 

こういうのもトレーニングで直せるんでしょうかね~?